大阪の政治
5月26日各新聞社一斉に「維新と公明、再び住民投票」
「都構想推進で合意」との文字が躍った。
今回私たちが戦った、大阪での統一地方選挙が大阪維新の会
が大勝した事は、当たり前の事だが謙虚に受け止めなくては
ならないと考えている。私たちの訴えが府民・市民にご理解
頂けなかった事から、解党的出直しが大切であると考える。
しかし、私は大阪市を無くして東京のような都という仕組みに
することには反対である。私たち大阪自民党府議団は大阪府を
政令市の集合体にして将来的には大阪府を無くし近畿圏を創る
私たちが訴えた「おおさか政令市プラン」の実現を目指すべきで
あると考えている。
大阪都構想の目指している東京都は区の財源を都が吸い上げて
都が区に税配分する仕組みである。そのことは東京都の権限が
大きく、支えている区が独自の施をしにくくなる事が言われている。
そのことを考えると、都構想を考える上で一番問題なのは、二人の
権力者が存在する二重行政ということより、ひとりの権力者の権限が
あまりに大きくなりすぎ、いくら区長が選挙で選ばれても、権力者の
意向に沿った施策しか行っていけなくなるのではないだろうか。
本来、行政の役割は住民が生きて行くことへの導きではないだろうか。
二重行政は行政のスリム化を指すのであれば我々府民がどのように
幸せに生きていくのか考える事に他ならない。
身近な行政の単位はあくまで基礎自治体の「市」という単位で行われ
なければ、私たちの身近ではないのではないかと私は考える。
しかし、今回の選挙で大阪府民が、都構想推進を指示されたので
あれば、全員で結果を受け入れ、そのことに責任を持つことが、
選挙なのである。今回の紙面を観てそのことを皆で考える事が
大切である。